メンタルヘルスブログ

うつ、社会不安、アダルトチルドレン、パニック、自律神経失調 、10年闘病しながらなんとか生き方を模索する日記です。

新幹線の事件の話

先日の新幹線内殺傷事件の犯人のニュースを見ました。

5歳の時に発達障害の診断を受けるも

親が診察を放棄、

その後理由は明かされないものの

本人自ら親元を自ら離れ、

10代を施設で暮らし、職場でも孤立、

孤独から来る犯行ではという報道でした。


私は10年前職場ストレスで患った精神疾患が治らず、

流れから貰った発達障害にも効く薬がたまたまよく効いて、今はなんとか生きています。

ただ脳の歪みによる、他人に対するしんどさ、苦しさは今でもめちゃくちゃあって、

今まで生きてきてめちゃくちゃしんどかったの

恐らくは発達障害のグレーだったんだ、もっと早く気づいていれば、

対策も早期に立てれたし

二次障害である精神疾患も防げたのに。


と思うと同時に今の子は、早い段階で検診で行政からの指導が入るから、

色んな対策、支援も受けやすくていいなと思っていたんですね。


今回のニュース報道で、犯人の父が、インタビューを受けてらっしゃったんだけど

戸籍上はもう父親じゃないらしく、

容疑者である息子を、彼、と読んでどこか他人事のように話すんですよね。

どんな状況であれ、自分の血を引いた人間が、人を殺した、

この事に対して、まず、被害者家族へ申し訳ありません、と、普通は、

この言葉が出るのでは?と私は思いました。


この、他人事のような言い回し、共感性のなさ、責任感のなさ

恐らくはこの父親にも発達障害の傾向があるのではと

勝手にですが思ってしまいました。

こういった親であれば行政からの発達障害の指摘も

無視するかもしれないとも思いました。



発達障害の遺伝率は、噂では、50%かそれ以上を超えるといわれています。

私の周りでも、体感で70%越えてるなと感じます。

そして、仮に、発達障害を持った親が、

子供が発達障害だと行政から指導を受けた場合、

素直にその指導を受けられるのか、

この子はこういう傾向があります、と指摘された傾向が

自分が感じてきた生きにくさと同じ傾向だった時、

素直に受け止められるのか?

ただでさえ認知の歪みの多い発達障害に、

自分の人生を否定されたと感じることさえあるのではと思いもします。

私のどこかにあった

いまの若い子は支援を受けれるからいいな、というのは

嫉妬めいた幻想だったのかもしれない

と今、思っています。

今の支援だけでは発達障害の人間が社会にうまく順応する

ツールに足りてないのかもしれないし、

一家総員発達障害みたいな、複雑な家庭にも、

もっと関われるような援護団体や、支援が増えていくような社会になっていけばいいのに、と願います。



それから今回のニュースでこわいのは

発達障害者が殺人事件起こしたってニュースを多分私が初めて見たんだけど、

こだわりが強かったり、

他人の感情が読めない、

そういう諸々の特性故に殺人を起こした、

発達障害者が社会から誤解を招かないかという不安です。


発達障害と名乗る人が増えてきて

今認知度の過渡期にある気がするんだけど、

発達障害の他人より五感が強かったり、

こだわりが強かったり、感情のコントロールにムラがあったりすること、

これだけは単純な事実なんですけど

それ自体は多分、生きている上では個性でしかなくって、


その個性に対する社会や、人からの許容の得られなさが

生きにくさが今回の事件の元なんだけど、

それがちゃんと報道で伝わるように、と願っています。




犯人のしたことは定形だろうが発達障害だろうが許されないし、

きちんと罪を償って欲しい、

それはそれとして

社会がこれを見た時どう受け止められ、

どう考えるべきなんだろうと思って

まとまりないけどすごい悲しくて

自分の気持ちを消化するためにこれを書きました。

ほんと自己満足文章で申し訳ない、

被害者の方にご冥福をお祈り

すると同時に

もっと発達障害にとって、

生きやすい世の中になるように祈っています。